紹介作品
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乙武広匡+むぎわらしんたろう 『とっても大好きドラえもん』 |
『五体不満足』の乙武広匡さんがひみつ道具をテーマにした詩を書き、むぎわらさんが見開きのカラーイラストを描かかれています。小学館の大型ドラえもん本が福祉関係の賞を取った際に、たまたまいらしていた乙武もドラえもんが好きだということがわかり、小一編集部が執筆を依頼されたそうです。 |
2000年10月号から「小学一年生」で連載、2001年度も同誌で連載中 |
むぎわらしんたろう『ドラベース』 |
萩原伸一氏がペンネームを変えて描かれているドラえもんと野球スポコンまんがを合体させたもの。少年まんがの醍醐味である何かをやりたいという情熱や友情がストレ−トに描かれていて気持ちの良い作品です。その魅力を紹介します。 |
2000年より「コロコロコミック」にて好評連載中 第01話 がんばれ!ドラーズ 00/09 1 |
萩原伸一『ぼく!ミニドラえもん』 |
のび太が保護者で、ミニドラがドジという設定を逆にしたアイデアの面白さ。ドラえもんは全く出てこない、ドラえもんの世界でありながら別の作品という意欲作の魅力を紹介します。 |
1998年より「コロコロコミック」にて不定期連載・全5話 話数 サブタイトル @掲載号 収録巻 |
『ザ・ドラえもんズ』 映画、コミック(田中版、三谷版) |
ゲーム、映画『2112 ドラえもん誕生』、映画『ドラえもんズ』の誕生、田中道明氏、三谷幸広氏によるコミック版の連載開始などドラえもんズの歴史を振り返ります。 |
映画ザ・ドラえもんズシリーズ 田中道明版コミック版 三谷幸宏版コミック版 スペシャル版 |
いそほゆうすけ『ドラミちゃん』 |
駄目少年のび太の代わりに、駄目少女ジャイ子を主人公にするというアイデアの面白さ。また、タイムマシンの入り口がトイレの中だったり、優等生のアザミ、腰巾着のケラ子、憧れの少年ひかるくんとのやりとりも楽しい痛快作。 |
1990年7月号より小学館「ぴょんぴょん」に1年間連載 話数 サブタイトル 掲載号 収録巻 |
映画『ドラミちゃんミニドラSOS!!!』 |
描き込まれた魅力的な未来世界のディテール、のび太の息子ノビスケたちの生き生きとした楽しい描写、クライマックスの盛り上がるストーリーは今なおその輝きを失っておりません。映画『ドラミちゃん』シリーズ『アララ少年山賊団!』『ときめきそーらーくるまによん』『ハロー恐竜キッズ!!』『青いストローハット』、たかや健二氏によるコミック版『ミニドラSOS!!!』も紹介します。 |
映画ドラミちゃんシリーズ ドラミちゃん ミニドラSOS!!! 1989年公開 ドラミちゃん アララ(ハートマーク)少年山賊団! 1991年公開 ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!! 1993年公開 ドラミちゃん 青いストローハット 1994年公開 |
TVスペシャル『ドラえもんびっくりオール百科』 パート1・2 |
方倉陽二氏『ドラえもん百科』をベースに作られたと思われるテレビスペシャル。ドラえもんの顔をした大きなドラえもん製造マシン、現在のドラえもんと生まれたばかりのドラえもんの対決など大胆なオリジナルアレンジも楽しい作品です。パート2はドラミちゃんの登場編。 |
ドラえもんびっくりオール百科!! パート1 ドラえもんびっくりオール百科!! パート2 |
方倉陽二『ドラえもん百科』 |
暴走するギャグ、オリジナル設定の爆発。痛快ギャグ、名調子、その魅力を紹介します。原作に逆輸入された方倉設定も紹介します。姉妹編『ドラミちゃん秘密ブック』も紹介。 |
小学館「コロコロコミック」に77年5月号の創刊号より81年4月号まで4年間連載 話数 サブタイトル 掲載号 収録巻 ※単行本は、小学館から2冊刊行されました。第1話から第28および番外(80/08掲載分)までは単行本より、それ以降は雑誌掲載時のサブタイトルです。単行本収録分は、単行本収録時に時事ネタなどが一部頁単位またはコマ単位でカットされています。 ドラミちゃんひみつBOOK ※この作品は、「ドラえもん百科」と併行で掲載され、「ドラえもん百科」第2巻に収録されています。 |
しのだひでお/発明教室、ドラQパーマン、カードなど |
しのだ氏はカットやイラストの仕事が中心で正確には漫画ではないのですが、ドラブームのリアルタイム世代にはしのだ氏の描くていねいな絵、品のある線の魅力を感じている人は多いはず。そのしのだ氏のドラ関係の仕事の魅力を紹介します。 |
1970年代より小学館・学年誌・「コロコロコミック」にて |
ヨシダ忠ほか/ドラえもんふしきシリーズ |
パンティをスカートにつけて走ったり歯ぎしりをして悔しがるしずちゃんや、ギャハハとオーバーなアクションで笑うのび太たちが登場し、独特の世界を醸し出しています。ヨシダ氏はなぞなぞ漫画の大家でもある、笑わずにはいられないヨシダ風味ドラの世界を紹介します。 |
小学館より1977年101コミックスとして発行後、1979年新装版として再刊 1. ロボットのふしぎ 竹村よしひこ 1977年7月初版 |
学習まんが・そのほか |
意外に侮れない現在盛況を呈しているドラえもんの学習まんがの世界(俳句・短歌の読み方や、らくらく勉強法、楽譜の読み方というのまであり非常に突っ込んだテーマが題材になり大変売れているそうです。また晩年のさらに磨きのかかった方倉さんの仕事も見ることができます)や上記で紹介しきれなかった作品を紹介します。 今でも買える円熟の方倉陽二の世界 なによりお勧めなのが本書です。文房具でできたシュールな作文ワールドで、海賊アクブン(悪文)率いる作文ワールドと戦うのび太たちというストーリー。ドラえもんが作例で自分の生い立ちを語るのですが、2112以前の設定だったりします。そして、現在絶版本や入手困難な作品が多い藤子関連書籍ですが、この本は現行商品で大抵の児童書コーナーで簡単に手に入ります。ポップでクールな円熟の方倉ワールドを是非ご堪能ください! (下記URLでも買えます。表紙は普通のF風ですが、クリックするとそこには電話の受話器をもった鼻タレドラが!まぎれもない方倉ワールド!) http://www.s-book.com/plsql/sbc_bookj?isbn=4092531524&jcode=91514 気に入ったら、以下の3冊もどうぞ。 正直言うと昔は方倉さんのデフォルメに抵抗があった口なのですが、一歩離れて見直して見ると方倉さんの絵はアメコミの影響を受けていて、鳥山明さんに通じるポップさが感じられます。昔は「これ違う」と避けていたのに、いまでは学習まんがの中から方倉さんの作品を探してしまうようになってしまいました…。 |
1970年代より小学館より書き下ろし |